今回の宇宙教室は、開催当日が旧暦の七夕にあたり、伝統的七夕ということで「世界の天の川」をテーマに、ハワイとチリをインターネット中継で結び、それぞれの地から見える天の川を紹介しました。
メイン会場は市議会の中心となる議場を使用しました。茅ヶ崎市の長い歴史の中でも今回のようなイベントでの使用は初めての試みでした。開かれた議会を目指す議員の方々のご協力もあって、青少年や市民の方は日頃訪れる機会のない議場に映し出される宇宙、天の川と講師の話に魅了された時間であったことと思います。
冒頭の野口宇宙飛行士からのビデオメッセージでは、ミッションに取り組む野口さんを見ることができ、「これからも市民と共に宇宙を楽しんでいきたい」と参加者に呼びかける場面がありました。
続いて、情報通信研究機構の布施哲治さんをコーディネーターに議場に迎えた特別授業(1)では、国立天文台ハワイ観測所の広報担当サイエンティストの藤原英明さんとの中継により、ハワイ観測所から見える天の川、標高4,200mの山頂にある世界最大級のすばる望遠鏡が紹介されました。
さらに特別授業(2)では、国立天文台チリ観測所所長の阪本成一さんとの中継で、チリの天の川、標高5,000mの高地に建設されたアルマ望遠鏡の紹介がありました。見事な星空の紹介と司会を担当した宇宙フォーラムのヤングスタッフと阪本さんの楽しいやりとりもありました。
今回で5回目の講演となる布施哲治先生
ハワイ観測所 藤原英明先生とハワイの天の川の写真
画面を通してチリの阪本先生に「好きな星は何ですか」