第６回ちがさき宇宙記念日

8月9日（火曜日）、宇宙に対する理解と関心を深めながら、宇宙への夢を青少年・市民とともに育むこと等を目的に活動している「ちがさき宇宙フォーラム」の主催（後援：茅ヶ崎市、茅ヶ崎市教育委員会）により、「第6回ちがさき宇宙記念日」が、学校法人平和学園「賀川村島記念講堂」にて、約400名の参加者のなか、開催されました。
　「ちがさき宇宙記念日」は、茅ヶ崎市ゆかりの野口聡一宇宙飛行士が、平成17年に1回目の宇宙でのミッションを成功させ、無事、地球に帰還した日が8月9日であったことを記念し、翌年の平成18年8月9日に開催された「第1回ちがさき宇宙記念日」から、毎年8月9日に、様々な催しが開催されています。
　今回は、「『はやぶさ』から元気をもらう」をテーマに、映画「はやぶさ　HAYABUSA　BACK　TO　THE　EARTH」の上映と、実際に「はやぶさ」の開発に携わり、「はやぶさ」が地球に帰還した際には、ウーメラ砂漠（オーストラリア）での回収にも参加した、曽根理嗣（そね　よしつぐ）さん（JAXA（宇宙航空研究開発機構准教授））による講演が行われました。
　映画では、実験用小惑星探査機「はやぶさ」が直面した数々の困難や、その困難を乗り越え、7年ものフライトの末に地球に帰還した様子が上映され、講演会では、曽根さんが担当された、リチウムイオン2次電池をはじめとする電源系の運用に関わるお話から、実際に「はやぶさ」で起こっていたことのお話等がありました。
　また、最後には「はやぶさ」が地球に帰還した際に撮影された、大変貴重な映像等も紹介されていました。
　映画、講演会を通じて、「はやぶさ」の興味深いお話や、感動的なエピソードを数多く知ることができ、参加された皆さんも、真剣に耳を傾けている様子でした。
　来年も、8月9日に「第7回ちがさき宇宙記念日」が開催される予定ですので、ぜひご参加ください。