茅ヶ崎市では、宇宙飛行士ゆかりのまちとして「応援事業」を契機に、数々の宇宙教育事業が開催されてきました。
その中で、2012年の第7回ちがさき宇宙記念日において、的川泰宣JAXA(宇宙航空研究開発機構)名誉教授が「1934年(昭和9年)に日本で最初にロケットの打ち上げが行われたのはこの辺りの海岸だった」と仰いました。
日本の宇宙開発の第一歩として挙げられるのは、1955年(昭和30年)4月12日に東京都国分寺市で公開試射された糸川英夫博士のペンシル・ロケットですが、このロケットの燃料に結実する火薬を提供したのが村田勉博士とのことです。
その火薬の開発実験地が、当時、横須賀海軍砲術学校辻堂演習場であった汐見台でおこなわれ、さらに終戦までに茅ヶ崎海岸一帯に拡大されていました。
この地にお住まいがあった加山雄三氏の記憶では、終戦直前、ご自宅の前の海岸に「ロケット研究所の発射試験場」があったと言っておられ、そこに勤務していた人の証言もあります。(加山氏のコメント)
土井隆雄・野口聡一両宇宙飛行士を輩出したこの地が、日本の宇宙への挑戦の曙に深く関わっていたことに感銘を受け、このことを多くの人に知っていただき後世に伝えるために、『日本初ロケット火薬実験の地』の記念碑を募金にて建立しました。
記念地が海岸一帯におよぶことから、汐見台と加山雄三通り前海岸の2か所に建立し、碑の足元には憩いのベンチも設置しました。
海岸へお出かけの際はぜひお立ち寄りください。
2015年はペンシル・ロケット打ち上げから60周年となり、野口宇宙飛行士が1回目の宇宙飛行を遂行し、地球に帰還した10周年ともなることから、8月9日のちがさき宇宙記念日に記念碑の完成除幕式と、記念講演会も併せて開催されました。
なお、記念碑は寄付金の残金(約15万円)とともに市に寄贈され、市の財産として維持管理もされることとなりました。
日本初ロケット火薬実験の地記念碑建立実行委員会
委員長 前川 義憲
加山雄三通り前記念碑イメージ
汐見台側記念碑イメージ
募金額総計 1, 244,894円 H.27.8.31現在
梅田学区青少年育成推進協議会
湘南茅ヶ崎ライオンズクラブ
ちがさき宇宙フォーラム
茅ヶ崎オーシャンライオンズクラブ
茅ヶ崎グリーンライオンズクラブ
茅ヶ崎市環境保全課一同
茅ヶ崎市観光協会
茅ヶ崎市子ども会連絡協議会
茅ヶ崎市職員有志一同
茅ヶ崎商工会議所
茅ヶ崎中央ロータリークラブ
日本宇宙少年団茅ヶ崎分団
日本宇宙少年団茅ヶ崎分団友の会
募金箱( 市内3か所 )
株式会社アクシス
有限会社アップル
一美書道会
エスポワール茅ヶ崎
有限会社大村商事
有限会社小川板金工業
岡崎運送株式会社
株式会社加賀妻工務店
株式会社家具マートはせがわ
有限会社木村管財
有限会社クラチ工業
株式会社グローブ
株式会社恒星社厚生閣
株式会社サガノ
佐々木歯科医院
株式会社ジェイコム湘南
株式会社 gk factory
株式会社CTKホールディングス
株式会社資産相談センター
湘建工業株式会社
有限会社湘南菓庵美鈴
株式会社湘南Simsホーム
湘南信用金庫茅ヶ崎
株式会社湘南総建
有限会社清耕園
有限会社セルテック湘南
大勝建設株式会社
有限会社太平商事
株式会社タウンニュース社茅ヶ崎支社
高田石油株式会社
高山正男税理士事務所
ダスキン茅ヶ崎
茅ヶ崎機械産業株式会社
一般社団法人天文宇宙教育振興協会
株式会社鳶相田
株式会社トーヨーテクノ
日本精麦株式会社
ネモト動物病院
有限会社パークサイド
株式会社フジプロ
有限会社プリムローズ
司法書士法人前川豊岡事務所
株式会社麦穂 田中賢三
明治地所ハウジングセンター
株式会社洋建築企画
株式会社やまなか園建設
株式会社リード
龍前院